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シャンプーハット恋さんが中咽頭がんを公表 男性のHPVワクチン、定期接種にすべきか

お笑いコンビ「シャンプーハット」の恋さん(50)が、ステージ1の中咽頭がんを公表し、10月19日から治療のため活動を休止します。中咽頭がんの原因の一つとされるHPVをめぐり、国で議論が続く男性へのワクチンの定期接種化について、早く進めるべきだという立場と、慎重に検討すべきだという立場の見方をまとめました。

なんばグランド花月の外観
なんばグランド花月(大阪市中央区)写真:Dick Thomas Johnson / Wikimedia Commons(CC BY 2.0)

この記事のポイント

  • お笑いコンビ「シャンプーハット」の恋さん(50)が10月13日、自身のYouTubeチャンネルで、中咽頭がんであることを公表しました。
  • 8月に首のしこりに自分で気づき、大阪のがん専門の病院で検査を受けました。がんは扁桃にあり、首のしこりは転移したもので、病変は計3つ。ステージ1ですが、大きさは「ぎりぎり」だと説明しています。
  • 10月19日から治療のため活動を休止しますが、YouTubeは続けるとしています。相方のてつじさんは「はやくよくなれー!」とエールを送りました。
  • 中咽頭がんは喫煙や飲酒のほか、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染も原因になるとされ、国では男性へのHPVワクチンの定期接種化をめぐる議論が続いています。

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※ 統計的な世論調査ではありません。

① 何が起きているのか

恋さんの公表内容

項目 内容
病名 中咽頭がん(ステージ1)
発見のきっかけ 8月、首のしこりに自分で気づく
病変 扁桃に原発、首のしこりは転移。計3つ
今後 10月19日から治療のため活動休止(YouTubeは継続)

男性へのHPVワクチンをめぐる国の動き

  • 2026年7月:厚労省の小委員会が、男性への9価ワクチンの費用対効果に「課題がある」とする
  • 2026年10月8日:予防接種基本方針部会で議論。結論は継続審議に

② それぞれの意見

各立場の主な主張を、元の発言や記事をもとに、当サイトがわかりやすくまとめています。

早期の定期接種化を求める派の意見

  1. HPVは女性の子宮頸がんだけでなく、男性の中咽頭がんや肛門がんなどの原因にもなります。男女ともに接種することで、社会全体で感染を減らすことができます(稲葉可奈子・産婦人科医)。

  2. G7のうち、男性を定期接種の対象にしていないのは日本だけです。国内では90を超える自治体が独自に費用を助成しているほか、32の学会が早期の定期接種化を求め、自民党の議員連盟も2027年4月からの実施を要望しています。19,000人を超える学生の署名も集まりました(HPVワクチンを販売するMSDの声明による)。

  3. 米国で約340万人の医療記録を分析した研究(2024年発表)では、男性の頭頸部がんの発生率が、接種した人では10万人あたり2.8人と、接種していない人の6.3人を下回ったと報告されています。

慎重派の意見

  1. 厚生労働省の小委員会は7月、男性への9価ワクチン(2回接種)の費用対効果には「課題がある」としました。ただし、この分析は承認されている範囲(肛門がん、尖圭コンジローマ)に限ったもので、中咽頭がんや、女性への間接的な効果は含まれていません。

  2. 10月8日の予防接種基本方針部会でも結論は出ず、継続して審議することになりました。限られた予算をどう使うかも含め、慎重に議論を重ねるべきだという立場です。

  3. 定期接種でない今は、男性は原則として自費での接種となり、独自に助成する自治体とそうでない自治体で差が生じています。国の制度にするかどうかを決めるまで、この差が続くことになります。

背景を読む:それぞれの思惑

ここからは編集部の見立て(推測)です。裏付けはありませんが、推測のもとにした事実には出典を付けています。

厚生労働省

なぜ男性への定期接種化の結論を急がないのか

推測定期接種にすると、国と自治体が費用を負担し続けることになります。費用対効果の分析が承認された範囲に限られているため、中咽頭がんへの効果などをどう評価するかを見極めたうえで判断したい考えだとみられます。

推測のもとにした事実

世の中の声

SNSの反応

早期の定期接種化を求める寄りの声

  • 中咽頭がんは喫煙や飲酒のほかにHPVも原因になる。男性もワクチンを無料で打てるようにしてほしいと思う

  • HPVは女性だけの問題ではない。ワクチンを打たない選択をしても、感染してがんになるリスクは残ることを知ってほしいと思う

慎重寄りの声

  • HPVワクチンのリスクをきちんと伝えないまま、接種を広げようとするのはおかしいと思う

  • 男性への定期接種化を求める地方議会の意見書には、反対の立場から討論した議員もいた。賛成一色ではないと思う

その他の声

  • がんは不治の病じゃない。しっかり治して、また元気な姿を見せてほしいと思う

  • 恋さんが気づいたきっかけは首のしこり。自分も覚えておこうと思う

集め方:X(旧Twitter)で「恋さん OR シャンプーハット」×「がん OR 癌 OR HPV OR ワクチン OR 検診」、「中咽頭がん OR 中咽頭癌」×「HPV OR ワクチン OR 男性 OR しこり OR 早期」(いずれもいいね5件以上、2026年10月12日〜14日)、「HPVワクチン OR 子宮頸がんワクチン」×「男性」×「副反応 OR 慎重 OR 不要」など(いいね5件以上、2026年7月以降)で検索し、日本語投稿を確認しました。恋さんの回復を願う声が大半で、首のしこりに気をつけたいという声や、男性へのワクチン接種を求める声も見られました
無作為に抽出したものではなく、世論を代表するものではありません。
「共感」の数は当サイト読者の反応で、世論調査ではありません。1つの声につき1回押せて、もう一度押すと取り消せます。

③ ポイント整理

意見が一致している点

  • がんは早期に見つけることが大切で、首のしこりなどの変化に気づいたら受診すべきこと
  • HPVが男性のがんの原因にもなること

意見が分かれている点

  • 男性へのHPVワクチンを、すぐに定期接種にすべきかどうか
  • 費用対効果を、どこまでの範囲で評価するか

今後の注目点

  • 恋さんの治療と、復帰の時期
  • 厚生労働省の部会で、男性への定期接種化の結論が出るかどうか
  • 自治体による費用助成の広がり

恋さんの回復を願う気持ちは、誰もが同じです。 中咽頭がんの原因の一つとされるHPVをめぐって、早期の定期接種化を求める派は、海外の例や研究結果をもとに、男性にも早く接種の機会を広げるべきだと考えます。慎重派は、費用対効果の評価などをさらに見極めたうえで判断すべきだと考えています。

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※ 記事を読んだ方が自由に答える読者アンケートで、統計的な世論調査ではありません。当サイトとしての賛否を示すものでもありません。

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